つまらない休日
坂本瞳子

鳴り響く洗濯機の脱水音に
怒りを露わにすることもできず
苛立ちを隠すこともなく
ぶつける先を見渡してみる

もうすぐ夕飯の支度をしなければならない
なにもかもが面倒くさくなる
明朝までもこの気持は続くだろう
怠惰な空気が止む気配はしない
日曜の午後
いっそのこと微睡んで過ぎ去ればいいのに

どうかこれ以上気が滅入ることのないよう
せめて雨は降らないでおくれと切に願う


自由詩 つまらない休日 Copyright 坂本瞳子 2017-05-14 16:50:17
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