五月の少年
ヒヤシンス
整いすぎた言の葉に揺れる心は幼くて
何を何の為に信じるのかすら分からなくなる。
今日の夕暮れは冗長だ。
そのうち私は僕になる。
さなぎが蝶になる季節。
過去の不幸を乗り越えて明日の希望を夢に見る。
今ここに在る事を忘れてしまいそうになる時は
太陽を吸い込むくらい深呼吸。
最高の一日をあなたに届けたい。
今日という日が今ここに在るうちに。
最高の一日をみんなで感じたい。
心もとない言の葉を五月のそよ風に乗せて歌おう。
清らかな心を持つ人たちに向けて。
そうして私は僕になるんだ。