軽い指
鯖缶
壁が狭まってきた檻を、
わたしは運び込まれ、
チョコレートは物足りないから、
灰を抱いて、
おなじ街の家の部屋の
人にはなれまいと
土の無い日と日に
川を観る
手と手を合わせて
手羽先食って
あなたの元へは笑って
糸を結ぼうか
指の間で
まわってる
空間を歪めようと
その先には共鳴りを
自由詩
軽い指
Copyright
鯖缶
2017-04-25 08:09:29