薄紅色の乙女は満月の夜に舞い散る
長崎哲也
風に靡く髪のように
たおやかな装いで
優雅な舞を演出する舞踏家のように
はらはらと落ちては舞い上がる、乙女
満月の照明を浴びて
きらきらと光り、芳香を漂わせながら
終演の華を咲かす
ありがとう
君は最後の時まで
優雅さで僕を酔わせくれる
ありがとう
ありがとう、薄紅色の乙女よ
自由詩
薄紅色の乙女は満月の夜に舞い散る
Copyright
長崎哲也
2017-04-15 01:22:33
縦