釧路
ともちゃん9さい
二階の窓からみてる
箱にとらののらねこがうずまってねてる
ちいさい海が砂時計のまんなかみたいにきらきらしてる
沢で茶色いのらいぬがしんだときく
もう少し毎日の学習を解いていたい
晩ごはんによばれて
宗八の焼いたのと
煮物と
大根と人参をほそくきった味噌汁と
甘い玉子焼きと
たくあんと
ごはんを食べる
石炭で沸かした風呂に入る
布団の中で
手を顔に見立てて
物語をつくって
いつのまにか寝る
自由詩
釧路
Copyright
ともちゃん9さい
2017-04-10 08:53:54