負けずの風
朧月

くやしいとき
空の色も憎くなる
雲が遠いのもうらめしい

足にはいた靴の
なかの指に力を入れる

地球に踏んばる
のしのし歩く

くやしい心に
桜いろの風がふいた


自由詩 負けずの風 Copyright 朧月 2017-04-02 17:12:45
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