チムニー
唐草フウ
そうだなあ
と
ふかす
何ごとに関しても
そうだよねえ
と
啜る
時間をそしゃくするごとに
そういうことが増えた、
何もうまれてはいない
何もかもが産まれて、空までたちのぼっている
孔のなかに埋れている むすんだ組紐
だれかが四六時中ほって
層が崩れて
ぶつかる・・・!
(わたしの夢のなかで
高架下の電車へ飛び込んだあのひとは
いま、生きているだろう
わたしのことなど知らないで
たぶん、いっしょう)
そういうこともある
と
括ってしまった時
心につめたいお湯が
ともしびごとサーと勢いよく排水されてしまった