エビフライ効果
花形新次

伊勢湾で伊勢エビが跳ねると
自称詩人が自称詩を書く、といった
ある事象が
考えもしなかった事象を生むことを
自称詩人界隈では
「エビフライ効果」と呼ぶらしいが
伊勢エビが跳ねるところから
自称詩人が自称詩を書くところまで辿っても
エビフライのエの字も出て来ないことは
誰も知らないし知りたくもない
何故なら
伊勢エビやエビフライに関係なく
おばはんが尿もれしても
朝のウンコが固くても
今、240円しか持っていなくても
古文漢文赤点でも
ガチョウが焼かれても
カチョウが口臭いって言われても
自称詩人は自称詩を書くからだ


ところで
震災を契機として
異常増殖した自称詩人は
核廃棄物の半減期よりも
ゆっくりとしか
減らないので
環境にもたらす
影響が深刻化している

政府与党は
自称詩人の廃人計画を立案しようと試みるも
「いや~、あいつら元々廃人だしな~」
といった、効果を疑問視する声も多く聞かれ
暗礁に乗り上げた状態だ


自由詩 エビフライ効果 Copyright 花形新次 2017-03-15 18:12:38
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