蓄光
はるな


ベロアの
ワンピースきないまま終わっちゃった
冬の、
のりしろを引っ張ってだきあう

夜になるとひかる体は
百円ショップで買った
キーホルダーみたいに
だんだんにぶく光をやめる
でもいつも、そのまえに
朝陽はこの部屋におちてくる



自由詩 蓄光 Copyright はるな 2017-03-14 02:06:31
notebook Home