国語の授業
花形新次

大抵の自称詩人は
5流大学以下出身なので
学歴とか知識に対して
異常なまでのコンプレックスを持つが
自分は詩の愛好者だと思うことで
それを乗り越えようとする
つまり、学歴や知識がなくても
詩を読み、理解出来るこの感性は
自分の他選ばれた人間にしかない
特別なものだっつうわけだ

しかし、詩を読み、理解出来るという
ヒリヒリするような鋭敏な感性は
自分がそれを持っていると信じる
空想の中だけにあって
何処を探してたって
決して見つかりはしない
だって現実のおまえは
ちょっと頭の悪い
無駄に自意識だけ過剰な
めっちゃ困ったちゃんなのだから

大体、学生時代に
漢字が読めなくて
教師が教えてくれるまで
えっと、えっと
って言いながら待っていたおまえが
自称でも詩人なわけねえだろ!ドアホが!



自由詩 国語の授業 Copyright 花形新次 2017-03-13 23:45:06
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