自称詩人施設「悔恨の里」
花形新次

八王子市にある
自称詩人施設「悔恨の里」には
社会や家族から見放された
自称詩人達2500人がお互いの自称詩を
褒めまくりながら暮らしている
しかし、今年3月
そんな施設で
悲惨な事件が発生した
入所者の賀地養義秀容疑者(60)が
自称詩に用いた文語がなってないと
指摘した家長満月(67)さんを
持っていた鉈で切りつけ殺害したのだ
賀地養容疑者は
家長氏殺害のあと
レクリエーションルームで
自称詩の朗読をしているところを
捜査員に逮捕された
警察の調べに対し
賀地養容疑者は
「詩集出版の金を出してくれたら
全部話す」と言っていたが
ウンコするから金よこせと
言ってるのと同じだぞと諭されると
「ガチョウ、よくわからなあああい」
と言って遁走した

一方、頭を叩き割られて死んだ家長満月氏
の死体には
ビー玉程度の脳しか発見されず
関係者を驚かしている


自由詩 自称詩人施設「悔恨の里」 Copyright 花形新次 2017-03-06 23:06:42
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