はるに
DFW



はる地球の回転が速まるせいか
わたしは立ちくらみして
光は速さをなくしたみたいになる
だからかはる 風が軽くなりすぎて
わたしの姿は光をうまく受けれなくなり
わたしの影はどこかへいなくなる
太陽はわたしの影をさがしてさまよいでる

影はいつもわたしを笑っていてくれた
きみのいた場所にはいま光がたまっている
手順のないインタフェースは青空にはがれ落ち
わたしの記録の消失と引きかえに
はるはなにも連れてこずにきみを迎えにきた
太陽はきみの顔立ちを想像してさまよっている


自由詩 はるに Copyright DFW  2017-02-28 23:03:22
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