エピローグ4月 プロローグ2月
komasen333
すばらしかった
誰よりも
たぶん
これから
出逢うだろう
誰よりも
それだけ 揺るぎない 感覚
それだけ 揺るぎない 記憶
なんで出逢ったのだろう
なんで惹かれたのだろう
数え切れないほどいる世界で
たった1人に
たった1人だけに
考えれば
考えるほど 何というか
奇跡であろうと
偶然であろうと
確率であろうと
意図であろうと
本能であろうと
自然であろうと
どれも しっくりと こない
本当に
不思議な 不思議な 不思議な
なんで あそこに いたのか
なんで あそこで 出逢ったのか
いつから 気にかけてくれて いたのか
いつまで 気にかけてくれて いたのか
確かめようがない
今だからこそ
浮かべれば
浮かべるほどに
螺旋は
深まり 絡まり 解けないまま
風景が
セピアにも
モノクロにも
なりきれないまま
エピローグは
いつも決まって あの最後の 2月で
プロローグは
いつも決まって あの最初の 4月で
思いっきり
投げ捨ててみても
気づいたら
拾い上げてしまう 自分がいる
止まっている
あの頃の風景で
リピートしても
リピートしても 飽き足りないほどに
止まっている
あの頃の風景に
心が傾いても
すぐに すぐに 戻ってきてしまう
深く傾いても
つながって つながって しまっている