終焉
星丘涙
からくりの歯車
まわる宙
白い粒子の雲が透ける
夢想
なみだ ひとつ
落ちる
終わりのない人波に
もまれる街は
仕組まれた余韻を残す
足跡だらけの現世
その一歩 一歩が
光と闇のため息
列車は人の思惑を乗せ走る
西風吹けば
そこに砂丘の嵐
旅人は
古から
月光に導かれ
人の終わりへと
辿り着く
自由詩
終焉
Copyright
星丘涙
2017-02-21 15:39:19
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