加熱する
水菜

加熱する時のなかで
あたたかな関わりが風となって惑う
窓から入り込むのは、決して良いことばかりではないけれど
笑っていれば、必ず掬い上げてくれる手があるって
そんな風に風にやわらかになでられる
時は進んでいき
貧弱な足首は、前を向いてる
たちどまらない風
前しかない風
吹き上がる
吹き上がる
加熱する時のなかで


自由詩 加熱する Copyright 水菜 2017-02-19 08:51:49
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