思春期
星丘涙
蒼い優しさに触れ
眩暈の空に包まれる
流星の矢に射抜かれて
陶酔の海に沈み行く
絡みつく潮風
生暖かい夏の夕べ
白いシャツに透ける躰
触れる指先に伝わる鼓動
羽化したばかりの心に
芽吹いた棘が刺さる
愚かな羨望の中
青い蝶の群れが舞う
自由詩
思春期
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星丘涙
2017-02-17 17:29:00
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