まな子
そらの珊瑚
塩水をときおり吐いてみたりする夜に閉じてる眼は二枚貝
塩辛いこの世を生きて行く
眼
(
まなこ
)
せめてゴーグル装着させて
全力で見てくる犬の眼ぢからはやさしく射抜くチョコレート製
目薬がうまく差せないそのわけはとりわけまな子が臆病だから
「泣いたって」naight and day に聴こえるとキミがいうから耳が傾く
喫茶店湯気が出ているおてふきを当てて当ててとまな子詰め寄る
まばたきをするたび世界は洗われてあなたを映す用意、あります
短歌
まな子
Copyright
そらの珊瑚
2017-02-17 10:47:52
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