さみしい
星丘涙

孤独に紐をつけ
手繰り寄せられる

冬の無燈の部屋には
たどり着けない夜

銀の鍵
月光に照らされ
それを不思議そうに
見つめる

雑踏に流され
ふらり ふらり
足跡を辿れば
帰れない故郷

破られた手紙と約束
貴女は居ない




自由詩 さみしい Copyright 星丘涙 2017-02-16 19:10:22
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