熱望
ヒヤシンス
神々の祈りに私が微笑む時、ああそれは幻か。
煙草の煙に佇む旅情、今は健気にその花を咲かせるがよい。
苦痛にも耐えてきた魂。
すべてが浄化される時が来たのだ。
清い水の流れに鴨はその翼を休める。
私は涙を飲んで一息にこの胸を引き裂く。
鮮血が辺りに飛び散り、私は私の唄を読む。
綺麗事では許されないのだ、ああ魂よ。
この水のような清さが欲しい。
本当は欲望に塗れているのだ。
穢れた血潮はすべて流れた。
私の神よ、頷かれよ。
もう良いと言ってくれ。
幻は真実となり、この空へと舞い上がる。