命の行く先
レタス
人は光年の彼方を旅する
どこまでも
どこまでも
現在過去未来
飽くことなく
旅を続ける
時に富を得て
時に殺され
この肉体を他者に捧げ
命が取り込まれてゆく
ある時には恒星となって
三千世界を彷徨い
明日の夢をみる
何が幸せかといえば
パルサーのように点滅を繰り返し
生きているという実感に胸を打つ瞬間だ
生老病死を繰り返し
砂粒のようなぼくも
皆と一緒に輪廻を重ね
笑う時も
涙を流す時も
平等に与えられ
時を共有することだ
自由詩
命の行く先
Copyright
レタス
2017-02-02 23:51:17
縦