開ける今〇時流の間隙
ひだかたけし

ゆっくりと
 ゆらり明るみ
  今という時 
 接近し広がる
この夕暮れ

暮れていく空
淡い紅と水の色
焚火の残り香漂い、
迫る夜闇に踊る女の影
内外上下左右消しながら
声々 立ち遅れ重なり響く

ゆらりと
 垂直に揺動し
  今という時 
 開けて広がる
この宵の口







自由詩 開ける今〇時流の間隙 Copyright ひだかたけし 2017-01-24 17:34:27
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