世界の果てなんかなんにも知らなかったかもしれない
みい
ねえ、トモチャン、
と呼ばれ
お茶の濃ゆいところの途中で
ひょっ、と
あばらの隙間に指を
埋められた
もしかして
こういうところでしか
あたしは埋まらないのかもしれない
わかるも、わからないもない世界で
なんも触れられないあんたはすき
かみさまは、
しょうもないことしか願わないあたしを
やっぱぜいたく、と言って
そりゃそうだな
いやしかし寒すぎて
もう、
どうでもいい
トモチャン。
あんたのカタカナには、なんか
参る
と言うと
だってきみのなまえは世界の果てで
呼べない
と言う