五月の歌
草野春心



 いつまでも私は生きると思った
 午後 分厚い若葉を見つめ

 団地伝いの風が私の中の
 空箱に投げこまれ回り続け
 ……その後で死ぬのだと思った
 誰とも 私は
 違うのだと思った



自由詩 五月の歌 Copyright 草野春心 2017-01-19 18:33:29
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