水花
水菜

すべての厳しさにすべてのひとのやさしさにすべてのひとのせんさいさにすべてのひとのおくびょうさに、すてきなものをありがとうと、伝えたい

すべての方にありがとうを

*****


ふるえる

ふるえる

ふるえる よ

繊細なしらべ

 水花の

しらべ

ひとのこころは

本当に

迷路のよう

奇妙な歪みに
満ちて 迷宮のよう
アリス

まるでトランプ兵の殺害の目撃

赤い花びらが散る ね

しろい

しろい

なかの

赤い花びら

トランプ兵の胸元に さいて

スペード
真っ白なシミ一つないカードの身体に

真っ赤なそれ

一瞬で滲む

いく

一変する

世界 奇妙な

それ            を

断罪されるアリスの目の前に広がる

それ           は

目の前には

煉獄が広がり
絶望が待っているの?

はたまた
自らの汚れたあしの下


広がる
土くれの中

沈み込んで
いくの?

あおくそまる 花びら

散る

散る

鮮やかに

青でそらが

そらがうめつくされて   いく  よ

行いの上からなる断罪なのだとしたら

この世は  因果応報

なるべくしてなった もの なのかもしれ  な  い

あまりにもちいさな

怯える兎の目

知らずに
ずかずかと
お城の玄関  に  

踏み込んでしまった

醜い不法入国者       だった  か ら

起きてしまった

反感      は

自身       が   
意識   出来て      いなかった   か ら

異物

反応

エ     ラ          ー

様々な  考え 方 の 中        で





ただただ、水が

水が

そこに

一滴一滴

すいつくようにすいこまれるかのようにすべりおちていく

あまりにも       不躾  で
乱暴      で
感情を殺す          

行為
        それ  
無意識に

無作法者とし            て
あの場では

見られ  て

洗練 され
 スマート な 
物腰

不可能             で

どのような
意味     で受け取られても  

仕方が    な        い

そこに         ある       の     は


花が

花が

ひとつ

        ひとつ

のみ

らんぼうに
 
ひらくよ

一輪の花

無骨な  それ

繊細な

兎の  よう  な  方 に は
我慢  

ならない  エラー で  

でしょう

な   ん    て

繊細  な   感じ方  

かんがえかた な  の

詩を


書く  うえ  で

これ  ほど

繊細な  こころ の  動き  

掴     め    る    方       は

素敵な作品をあまれる ものなのだろう

あまい

あまい

花の蜜が

とろりと

くびれおちる

にじみこぼれる

とろ り  と  ひたる

花の おと  繊細な それ

水が  みちて  いく 澄んで  いる それ は 

どこ  まで も とうめい で
きよ らか  に

うつ くしく

あれと 自身に 語り かける 
かのようで

薄紅色に 花びら が 
ただよい染まる     澄んだ水のむこうで


自ら では とても  及ばないような 

繊細 で  軽 やかな  詩 の  それ 

あの きよらかな 繊細 な 調べ 

むこう     で

そう     自らの     無骨さを 

かなし く        思い    ます

受け止める  
こころの形に   対しての     在り方

今、ひとつの 答えを  掴んで

こころ は  水の  

ような   も  の

たとえ  エラー  が  起き  た  と  し  て  も

そ  こ  に  反感  が  あっ  た と し て も

そこ から 見えてくるものは

歪さ  以外の   やわらかな感情  も

必ず   眠って       い    る

恨 の 精 神 で は 何も    生 まれ な  い

また
     大事 な  なにかを まなんで

*****

ゆめのせかいで はなひらく よ

妖精のこえ

はなやかに

かろやかに

ふるえる

はなびらの こえ

むこう

むこう へ






自由詩 水花 Copyright 水菜 2017-01-09 21:11:12
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