あかるい森
はるな


うすらさむい肌に
あなたがのったとき
わたしはまだ女ではなかった

寝返りの襞に言葉が沈み
朝陽に産毛が焼かれると

夥しい嘘が
たった一枚の真実に包まれて寝転がっていた
あかるい森に置き去られ
震えている影のように




自由詩 あかるい森 Copyright はるな 2017-01-07 00:24:45
notebook Home 戻る