いつかの桜
番田 


私は川べりの道を一人で歩いた
新年の光の中を その 眩しい
まだ 暖かさのある 一月の 真昼 だが
色々な人の背中の中を私は追い越して


これから 一体 どうなるのだろう 私は
そんなことは 私はよくわからないが 
だけど毎日が機械のような日々で
そして毎日が朽ちていくだけの体で


私は今更何も望まないけれど
この先どのくらいの人に出会えるのか 私は
社会に出てからは友人ができないのだ ただ
それだけの 時間に追われる 日々だった


神社に私はお参りに行った
その後 家に帰ってアダルトビデオを見た
女子高生であることをモチーフにした作品を いつも
そればかりを見てしまうのはなぜだろう




自由詩 いつかの桜 Copyright 番田  2017-01-03 23:48:20
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