僕を捨てた女
zenyama太郎
この年になって
僕を捨てた女を
思い出すのは
なんともいえないなつかしさがある
なんで僕を捨てたんだろう
うーん、よくわからないが
多分僕のことが
信じられなかったからだろう
反対に
僕がふった女を思い出すのは
なんともいえないほろ苦さがある
なんで僕はふってしまったんだろう
うーん、それは多分
僕にもうひとつ勇気がなかったからだろう
自由詩
僕を捨てた女
Copyright
zenyama太郎
2016-12-22 05:47:02