百円玉と90年代
番田 

あまり時間もない
休みだった 日曜のその日の夕方
毎朝マックでコーヒーを飲む時間を思い出していた
とても静かだった 店の中を


朝 年末の疲れた店で
誰もがわずかな自分の時間に没頭する
五分しかなかった そこにいた 私の時間の静けさ
そんな 通り過ぎる 朝のひととき


コーヒーを片手に歩く私はカップを持っていた
外は とても寒かった 私は
商品を思い出す アメリカのサイトで買ったPCパーツは
発送されたようだった その 朝ネットで注文した商品を


思いを馳せる 私は 太平洋の彼方の大陸に
それは 届けられるのだろうかと
よく聞いていた昔の歌を聞いている わずかな束の間のひととき
ヘッドホンからは90年代の歌が流れていた



自由詩 百円玉と90年代 Copyright 番田  2016-12-18 19:20:46
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