自分の理想を追い求めても良い権利は、誰もが持ち得ている
水菜
私が、私自身のことのみを考え、
私の為だけの世界を作ることが
出来る権利を私は、持っている
好き勝手をしても良い理由にそれは成り得ないが、
私が、得た私だけの個人的な空間、スペースに、
私が、花を植えても構わない理由にはなると思う
私は、その花との会話を試みようとする
花は、言うかもしれない
あなたが、嫌いだわと
私は、泣くだろう
そして、私は、花を手放すだろう
私は、そこで理解する
花は、私の器に幻滅したのだ
私は、私の得た個人的な空間を少し広げようと思い立つ
日差しの入るテラスも付けよう
広い庭に、涼しげな木陰も付けよう
私は、また、花を植える
花と会話を試みようとする
花は言うだろう
あなたが嫌いだわと
私は、泣くだろう
そして、私は、花を手放すだろう
私は、そこで理解する
花は、私の器に幻滅したのだ
私は、手放した花たちのお墓を
庭に個別に作るだろう
そうして、私は、理解するだろう
会話することの意味を知るだろう