断 章(四)
信天翁
ものさみしい家並みのあいだで
どこに棲みついたのか
けさは珍しく ひととき
子すずめたちが
わめきあっている
そして かたほうでは
年積月が うらぶれ
あしぶと鴉をおいたてている
町はずれの竹藪の奥へと
自由詩
断 章(四)
Copyright
信天翁
2016-12-10 14:13:14
縦