Heaven's Door
ミナト 螢

歪んだ笑顔のポートレートを
ノートの最終ページに挟む

弟よ
僕の息が絶えたなら
どうか灰は海に撒いて下さい

タイムカプセルみたいな気分で
エンディングノートをポストに入れた

海と空の間に浮かぶ雲が
天国へ続く階段のようで

僕がその扉を開けられるまで
きっと最初は掃除係だろう


自由詩 Heaven's Door Copyright ミナト 螢 2016-12-03 19:49:55
notebook Home