白夜を見たい、そのときは歌を歌ってほしい
初谷むい

地下街のださいBGMを聞く おなかが空くことよろこんでいる

ちょうどよく綺麗な袋に借りた本入れる下着やさんの綺麗な袋

永遠に生きててほしいイェーイといった気持ちで笑ってほしい

ことばには限りがあるじゃん こちょばして出た声だけを信じてしまう

きみをほめる全部をほめる嘘みたいで泣きたくなってやめてしまった

くちびるが乾きはじめる きみのからだは眠るときちからがぬけてかしこい

今、LOVEい きみは手作りの鼻歌を 永遠をかすかに歌いつづける


短歌 白夜を見たい、そのときは歌を歌ってほしい Copyright 初谷むい 2016-12-02 20:28:01
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