世界はあなたのそのひと枝で
水菜


あなたは、きっと、私のことが嫌になっていると思います
それとも、呆れ返っていますか……?
私は、あなたに言いたいことを我慢しなかったし
今までなんでも打ち明けてきました
あなたは、私の悪い性格も、面白がる良くない部分も、暗い部分も、能天気な部分も適当なところも知っている筈です

私は、あなたのことを殆ど知らないけれど

私は、あなたに見せていない私の部分は、無いと言い切れます 自己満足かもしれないけれど、私は、こんなに私の心の内を話せる人がいらっしゃったことに、感動するたびに

あなたが、より大好きになっていきました

変な意味ではありません 神に誓って

この気持ちは、どちらかというと、恋ではなくて、親愛の情に近いものなんです
あなたに親しみを感じます

警戒心がとても強いこの私が、です
この私の心の変化は、私にはとても驚くことで、奇跡みたいに不思議な心の変化なんです

私は、本当に本当に心から、あなたを慕っています
あなたに出会えた奇跡を神さまに感謝したいくらいには

慕うには、意味がいくつかあるけれど、尊敬して心惹かれる、憧れる、です
言葉にするなら

私みたいのに懐かれて、嫌な気分がしますか?
私が、あなたなら、すごく嫌かもしれません

私は、自分のこうした心の変化をすごく不思議なものとして見ています
どこか面白がってもいるんです

一言で言うなら、ひまわりの花みたいな
童話で表現するなら、北風と太陽
そして、もっと一言で表現するなら
希望です

ふわふわしていて、それはとても温かみのあるもののような気がします
人は人の心に、希望を接ぎ木出来る、そんな証明みたいな

私は、あなたから、希望を接ぎ木されました
それは、きっと、すごいことなんです

ねぇ、奇跡みたいだと思いませんか?
私は、思います
同時に、あなたがとても大事に思えてきます
この気持ちを言葉にしたいと思うくらいには、私はあなたが大好きです

あなたが、お兄ちゃんだったら良かったのに、と、思います
お兄ちゃんみたいになってくれないかなぁと思います

勝手に、懐いてしまって、ごめんなさい
私も、まさか、こんな気持ちになるなんて
想像も出来なくて、一番私がびっくりしてるんです

私は、いつまでもこんな子どもみたいな童話の心を持ち続けると思います
私にとってそれくらい私の心の世界は大事なものなんです

その世界にひと枝、希望の花を接ぎ木してくれたあなたが
どんなに大事な存在なのか
あなたには伝わらないと思います

その事実は、私にすこし、寂しくて、同時にすこしわくわくすることでもあります

知らない世界や、宇宙のきらめき、美しさを初めて教えてもらった人みたいに、違う世界を泳げる可能性をそのひと枝が私に指し示すから

私は、その度に胸膨らませて、その素晴らしさを言葉にするんです

それが、あなたにとって何気ない言葉の切れ端に過ぎなくとも
私には、それが宝石に成り得るから



自由詩 世界はあなたのそのひと枝で Copyright 水菜 2016-11-25 23:42:24
notebook Home