カーテン
草野春心



  カーテンは 夜、
  ゴムに似た苦笑に変わって
  弧状の痺れに変わって……私たち、
  ポットから熱いお茶を注いで飲んだ
  点けていたテレビと電灯を消し
  歓びのような虚しさを歌った
  余計なものは何処にもない  

  


自由詩 カーテン Copyright 草野春心 2016-11-22 23:22:03
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