ミカ ver.2
もっぷ

いつか(あした)ミカってひとと
お友達になるかもしれない
電話番号を
交換し合うかもしれない
そしたら正直に
わたしお友達がすくなくて
だから携帯がうれしいなって
そこまでは言う、あともう一つ
これで(たとえば)いつか
こころがきつい日(あさって)
電話できるひとが五人になったよ
片手の指全部になったよ
そんなさびしいうそも もしかしたら 言う
わかってる
両手 とは 言えない、けれど
ミカはわたしの携帯のなかに来た五人目のあたたかさって
自分をすら騙すことも するよできるよいくらでも そして
知り合ってうそついたその日を終えた瞬間に
眠り羊のラムネを抱きしめて泣く



自由詩 ミカ ver.2 Copyright もっぷ 2016-11-16 12:32:17
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