肩越しのとまどい
吉岡ペペロ

肩越しのとまどいに

秋の風か

冬の光か

坂道の横を

電車がいく

秋の匂い

冬の湿り

あなたの小麦の肌に


雑沓がうすくなる

あなたが手をふる

白い影がまぼろし

誰もいない歩道橋


肩越しのとまどいに

秋の風か

冬の光か

坂道の横を

電車がいく

秋の匂い

冬の湿り

あなたの小麦の肌に






自由詩 肩越しのとまどい Copyright 吉岡ペペロ 2016-11-16 01:36:12
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