迷信遊び
小林螢太
真夜中に口笛を吹く庭先で 待てど暮らせど 蛇が出ない
鰻食べ梅干食べてみたけれど 山椒のほうがやはり合います
風邪をひき嫁にうつしてしまったが 治ったころにうつし返され
茶柱が最近立たないと思ったら 立つはずがないパック入りだし
こんなにも噂されるはずはない だってわたしは花粉症人
食べてからすぐに寝る嫁を眺めると 牛というよりだらしない猫
迷信がキラキラしてたあの時代 むかし懐かし僕も歳をとる
短歌
迷信遊び
Copyright
小林螢太
2016-11-15 23:52:28
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