錆びた観覧車
まいこプラズマ
荒地に影を落とす
赤錆びた
鉄の大車輪
電源ケーブルは
荒々しく切断されている
廃業した遊園地の大観覧車
そもそも
同じ軌道を
くるくる巡ることに
生産的な意味がある訳じゃなし
有っても
無くても
どうでも良いんだよと
納得しようとしても
丁度てっぺん辺りに
ぶら下がったゴンドラの
半開きのドアを見上げると
なんとか
もう一度
これを動かしたいなぁ
とか
へたばったベアリングで
なんとか繋がってる
ゴンドラから
遠くの景色を臨みたいなぁ
とか
悶々と思案する
アタシは
そういうバカなのです
効率的で
正しい事ばかりでは疲れるんだもの