フルサト
ひだかたけし
白い声の頬杖つき
浮遊する無数の魂を
青い宙天で愛でている
[冬ノ雷鳴ハ未だカ 、 冬ノ雷鳴ハ ]
白く輝く乳房の波打ち
巨大な眼球回転する天に
聳える石垣の隙間の住家で
夏の青大将達が静か眠り込む
[冬ノ雷鳴ハ未だカ 、 冬ノ雷鳴ハ ]
うっとり懐かしさに包まれて
俺は恐怖を何とか追い越し
白い声の柔らかな笑いに
自らの魂を遊離させる
[雷鳴ヲ聴ケ 雷鳴ヲ聴ケ 、 響ク雷ノ坩堝ヲ]
自由詩
フルサト
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ひだかたけし
2016-11-04 19:32:30
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