火のように
印あかり

わたしの舌に、消えない火傷
あなたの魂を舐めたとき

廃屋のような体に、光る痛み


もし、あの青い林檎をもいだなら
神はわたしの性を奪い
燃えさかる海に放るだろう

わたしは赤く青く白く光る
不思議な色合で、あなたの舌を誘う


自由詩 火のように Copyright 印あかり 2016-11-01 16:30:35
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