太陽
葉月 祐
偽ること無く 生きろと言う
隠れることも 逃げることすら
あなたはけして 許しはしないだろう
照らされる度に 濃さを増す
影と孤独 私の姿は
恥じるものでは無いのだから
己の持つものに誇りを持ち 生きろと言い放った
その冷たい熱を突き刺す太陽は
絶妙なバランスの厳しさと優しさで
私の本当の形を 見守っている様だ
偽らずに笑えと あなたはいつも
言いたかったに違いないのだ
その生命溢れる輝きに照らし出され
やはり あなたに対しても
偽り無く 在りたいと思うのだ
その芯ある真の光に
照らされながら 今に立ち向かう
欠いた部分を追い求めて 明日に繋がる今を歩く