ムーンダスト
葉月 祐
君がくれた花は
まさに幸せそのものだった
二人で見た景色は
どれも永遠の幸福の一部だった
その永遠は 短いものだった
それでも何物にも変えがたい
素晴らしい月日であり
埃をはらえば 輝き出す
この先も生きていく
その中できっと
誰かへと繋げたい事がある
ガラでは無いけれど
いつか花束を贈る相手が出来た時には
君が私にそうした様に
必ず忍ばせたい花があるんだ
青い薔薇の後に生まれたという
美しい名前と永遠の幸福という意味を持つ
相手への願いの結晶の様な花だ
自由詩
ムーンダスト
Copyright
葉月 祐
2016-10-14 00:05:53