聖性
maitreyadasa

きみのきれいな顔に傷つけていい?

どんな強い男も君の前では女々しく泣き崩れてしまう。

春の風は、残酷な夏の日差しにかき消されて

夕闇の黒々とした陶酔と共に

嗚咽を誘う。

彼女は言った。

私の秘密教えてあげる。言わないでね。

泣きながら彼女は言った。

私は彼女の股に強引に手を入れた。

彼女は一匹のメスになった。

愛欲に吼え狂う一匹の淫女

風に泣き 花に涙を流し

酔わせて!狂わせて!殺して!

腕はほっそりして 腰はみごとにくびれており

たわみ今にも崩れ落ちそう。

彼女にシャブを飲ませた。

濡れた。

押し倒してそのまま首を絞めて殺した。

腸を引きずり出して食べた。

神に許しを請いながら

聖性に満たされながら

甘さそのものよりも甘かった。

彼女を焼いた。

髑髏が火の中から浮かび上がった。

手淫してザーメンを顔にかけた。

脱魂してへなへなと崩れ落ちた。

vaginaだけ抉り取って保存した。

これが彼女との聖婚だった。

国と力と栄えとは汝の物ならんことを

om namah naranayaya


自由詩 聖性 Copyright maitreyadasa 2016-10-05 00:18:20
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