朝陽が欲しい
坂本瞳子

風の音が聴こえる
こんな夜は

抑えつけた想いが
はじけそうになるのを
必死でこらえて

八つ当たりするなにかを
探し求めて
家から出ないように

夜がさらに更けていくのを
じっと頑なに待って
待ち続けて朝を迎える


自由詩 朝陽が欲しい Copyright 坂本瞳子 2016-09-26 23:49:41
notebook Home