夕焼け
もっぷ

夕焼けという名の空がある
青空からの移ろいとしてではなく
終われば夜空ということもなく
そういう名前の唯一だ
いつかやがて
みあげている存在の全てが
一斉に瞬きしている隙に失せ
瞬時に忘れ去られるまで
有るはずもないと信じられている
平等の博愛の具現となって
そこに在る
故に
どのようになどと問われることもなく
人の無垢に愛される



自由詩 夕焼け Copyright もっぷ 2016-09-05 20:11:36
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