31melode
アタマナクス
あの激しいメロディーを
叫ぶほどの怒りなど今はもうないのに
いずれ何もかも消えて果ててゆくと
知っていながら何をやる?何を歌う?
予測変換だけで成り立つお喋りじゃ空気にハックされるだけ
比べるだけ ラベル貼るだけ で得れるだけ の優越感を貯め
目覚める度 悪夢再び 旅に出る鍵 が見つからない
いつのまにか年老いて苛立ちだけを友に死ぬなんて御免だ
生まれたとき ただ叫んでた 音と心が鼓動で結ばれてた
言葉を得た 何かを捨てた 取り戻すために歌を歌ってた
狂わしてくれる でかい音 震わしてくれる 世界ごと
忘れられない 遠い記憶 痺れ止まらない 胸の奥の奥
劣等感と全能感の合併症 リストカットみたいなマスタベーション
キラキラとギラつく破壊衝動 もうどうにも高揚する妄想
狂おうとも狂おうとも俺が俺であることが嘔吐を冗長し
想像力も堂々巡り 繰り返す度にらせん階段を昇る
呪いは反転し祝福へ 初めて踏み出した旅の行方
自らのケツに炎を灯した 退路はないと告げるのろしだ
時が満ちて弾けるまで 夢を見るように生きて行くまで
いずれ大いなるゼロになるだろう それまではきっと花を咲かそう