「小説」
水宮うみ
「小説を書いてみようと思う」
詩人がふいにそう言った。
小説家は嬉しそうに「詩じゃなくて?」と言い
詩人「詩は誰だって書けるからね」
小説家「小説も誰だって書けるよ」
名無しさん「なんで誰だって書けるのに書くの?」
みんな「「「「「楽しいから」」」」」
詩人「僕は小説が書けないから小説を書きたい」
名無しさん「私だって小説を書きたいよ(泣)」
小説家「じゃあ名無しさんが書けばいいじゃん」
名無しさん「なんでそんなこと言うの!!!!!書けないことくらい知ってるでしょ!!!!!」
期待しているからだよ。