童話やメルヘンの公募と賞金
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つい最近、メルヘンなるものをはじめて書いたので、
ネットをちょっとしらべてみたのだが、驚いた。
童話やメルヘンの公募は数知れず、賞金は詩の数倍で、
海外旅行の副賞までつくこともある。
もちろん必ずといっていいほど、出版もしてくれる。
童話とメルヘンの市場は、詩をこえて圧倒的に大きいようだ。
親たちはきそって、子供たちに夢と希望をあたえる、楽しい
ものがたりを買うのだろう。
童話とメルヘンをバカにし、理解もしない詩人が多いようだ。
だが詩で売れているのは、わかりやすい日記形式や、引用形式
ではないのか。
現代詩などは表現が斬新になればなるほど、難解となり買うのは
詩人ばかりで、出版しても売れるのは300部くらいという。
しかし童話やメルヘンを甘く見てはいけない。子供の視線でみる
感覚が必要となる。感動するストーリーを構想する、詩とは異なる
才能がいる。また詩とちがって文が長くなる。
この世界の競争は激しく、詩の世界以上だろう。だが成功すれば
詩など問題にならないほどの収入になるかもしれない。
昔は詩人も書いていたのだから、挑戦してみるのも面白いだろう。
その経験が詩にも役に立つかもしれない。