朝の散歩道で
もっぷ

朝の散歩道で石っころと出会い
しばらく親しく話し込んだのちに私は
いきなり思いっきり蹴っ飛ばした
石っころが飛んでゆく そして
「きっと今夜の宙をみあげて
 とっても綺麗でまばゆいよ
 と言うから、約束するから」
手帳から破った一枚へ走り書き、
久しぶりに樹に登ると
形の良い枝を選んでその先に結んだ
、石っころ
言わせてよ石っころ。



自由詩 朝の散歩道で Copyright もっぷ 2016-08-29 06:57:30
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