わたしジェダイ
DFW



目を閉じることに慣れきってて
目を閉じたことにすら気づかなくなってた



まだ光しかない
わたしの瞳の夜明けの香り
そこには勇気しか必要じゃないから

誰もがどうしよもなく誰かの敵のよう
妥協したらすぐ悪が現れそう
わたしを容れられるだけの緩慢な暗黒の淵
ダースモールの無骨な動きが好き
アンチヒーローとゆうよりわたしの打算
でも少しのズルさはきっと役に立つ

固そうなデススターは一層精密に
(わたしたち月や星に幻想を抱くような時代に生きちゃいない)(そんなことない!)
悪魔みたいな引力の独裁はなくならない
でももし勝てなくても
完膚なきまでに負けないように
少なくとも


棚で埃まみれのデススターにとまってる白い蝉
ちょうちんあんこう
緑のチビ
パダワン
わたし

わたしありえたかもしれない未来を生きてる
波間に捨てたライトセーバーは
貰ったおもちゃ
プランクトンのかたまりとかみたいにゆれた
パラメータ的に

すべてを破壊して
すべてはバランスを手に入れて
夜に似た心だけしめつけられた
わたしジェダイ

 


自由詩 わたしジェダイ Copyright DFW  2016-08-08 00:04:57
notebook Home